富山 新湊の
はなし
新湊は、古く万葉の時代から漁業のさかんな地でした。
万葉集の歌人である大伴家持の歌にも、
「奈呉の浦」として詠まれています。
富山湾は、沿岸から急に水深が深くなっていて、
深い海の谷を形成しています。
そこに、3,000m級の山々から、
山や森の養分を含んだ川が流れ込むため、
よい漁場となっているのです。
漁場が近い新湊では、
朝と昼の2回、魚が水揚げされ、セリも2回行われます。
昼のセリを「などき(七時)のセリ」とも言います。
だから、新湊の魚は、鮮度がいいのが自慢。
うまい魚で、季節を楽しむ新湊のくらし。
それを、ぜひ味わってください。